思いがけないはなむけの品長男は毎日幼稚園バスにゆられて帰ってくる。 今日は夫がバス停までお迎えに行ったのだが、 「これ、見てよ!」 と、帰宅早々何やら入ったビニール袋を差し出してきた。 中にはたくさんのどんぐりコマ。 聞けば、幼稚園バスの運転士である「あきおさん」が、退園する長男のためにと新天地での友達づくりのきっかけに使って欲しいと下さったのだそう。 わざわざバスを降りて「使って下さい。」と直接手渡されたという。 どんぐりコマとはどんぐりコマは、長男の幼稚園で毎年秋頃から登場する風物詩だ。 ここのバスの運転士さんは用務員的な役割も担っているので、仕事の合間に拾ってきたどんぐりに楊枝をさして手作りのコマを作る。これが子供たちに大ウケしている。 楊枝の部分を持ってクルッと捻るとどんぐりがくるくるとまわる。うまく回すのに少しコツがいるのも子供心をくすぐるのかもしれない。 長男はその都度ちょっと