つるぎ町の町立病院がサイバー攻撃の被害を受けて31日で1年です。 病院の担当者が31日に開かれた会合で、人手や費用が足りない中でも、少しでも対策に動きだす必要性を訴えました。 つるぎ町の町立半田病院では、去年10月「ランサムウエア」と呼ばれる身代金型のウイルスによるサイバー攻撃を受けて、電子カルテなどが使えなくなり、2か月以上にわたって通常診療ができなくなりました。 ウイルスは、病院のVPNと呼ばれるネットワーク装置の脆弱性を悪用して侵入したとみられ、セキュリティー対策の不備が指摘されました。 31日で被害から1年となり、半田病院の須藤泰史病院事業管理者が徳島市で開かれた会合で講演を行いました。 この中で、通常の診療が再開した後もシステム復旧や新たなシステムづくりに現時点の試算で、およそ2億円の費用が見込まれることなどを明らかにしました。 そのうえで「ウイルス対策ソフトの使用や確実なバック