中国政府主導で開発されたLinuxベースの新OS「COS」(China Operating System)が現地時間15日に発表された。米国製2大モバイルOSへの依存脱却を目指す新たな試みとされている。 中国ではこれまで、携帯通信市場1位のチャイナ・モバイルがAndroidベースの「Ophone OS」をリリースした例や、Eコマース最大手のアリババ(Alibaba)が「Aliyun OS」を投入した例があったが、いずれも十分なシェアを確保することはできていないとされている。 新しいCOSは、シャンハイ・リャントン(上海聯通)とISCAS(Institute of Software at the Chinese Academy of Sciences、中国科学院ソフトウェア研究所)が共同開発したもので、中国政府が開発資金を提供。同OSは、PCやスマートフォン、タブレット、セットトップボックス