● “宴”が永久に続くことはない 年初の株価下落はその終焉を示唆 2016年は世界的な株価下落で幕開けとなった。昨年末にかけて欧米の株式市場が軟調な展開で終了した流れを受け、わが国や中国など主要アジア諸国の株式市場も軒並み大幅下落となった。 【詳細画像または表】 今回の株価下落は、潤沢な流動性=マネーを背景にして株式や不動産の価格が上昇傾向を辿ってきた、“宴”の終焉が近いことを示唆するものだ。 2008年9月のリーマンショック以降、わが国や欧米諸国、さらには中国などの新興国も積極的な金融緩和策を取って未曽有のマネーを供給してきた。潤沢なマネーの一部は、投資資金となって株式市場や原油などのコモディティ市場に流れ込んだ。 多額の投資資金の流入を背景に世界の主要株式市場はいずれも堅調な展開となり、「買うから上がる。上がるから買う」という一種のミニバブルが形成された。それと同時に、投資資金
昨年末は一応株高で終わったものの、「掉尾の一振」と言うには物足りず、「大納会」は盛り上がらない相場となった。指数の上値が重いということもなく、しっかりと「株を枕に年を越す」投資家が少なかったということだと思う。 いわゆる「サブプライムショック」「リーマンショック」前のバブル相場であれば、「株を持っていれば」という先高期待があった。しかし、アベノミクス相場やNISA(少額投資非課税制度)相場以降に株を始めた投資家は、2013年の5月の急落や15年8月中旬以降の暴落を見て、「株を持っていること」に対する恐怖感があるようだ。 年が明けてみると、年末の米国相場でダウ平均などが大きく下落しており、「そら、見たことか」ということかもしれない。米国の利上げが決定的になり、その後実際に利上げが行われてから、米国では週末や月末のタイミングで手仕舞い売りに押されることが多い。年末は米国の経済指標が芳しくな
スパークス・アセット・マネジメント株式会社は、今年1年の日本株式市場を総括。また、来年以降の見通しについても探るため、11月9日~11月10日の2日間、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの金融資産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2015」をインターネットリサーチにより実施し、1000名の有効サンプルを集計した。 なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではない。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではない。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社) ▼2015年、投資経験者の現状 ◆個人投資家の9人に1人が2015年投資デビュー組! ◆個人投資家が投資しているものは?「日本株式」8割、「投資信託」4割強 まず、全国の20~
世界中の市場関係者が注目するFOMC(米・連邦公開市場委員会)が目前に迫っている。この一大イベントをきっかけに、世界の市場はどのように動くのか? 市場関係者はさまざまな思いを抱きながら、その日が来るのを待っている。 【詳細画像または表】 しかし、先週末の株式市場や為替市場の動向を見る限り、投資家はリスク回避の方向に向かっているようだ。この動きがFOMC後も続くのか、その場合にはどのような投資行動が賢明なのか。ここ数年間続いていた市場トレンドの転換点になる可能性もあり、投資判断には慎重さと大胆さが必要に思われる。 ■ 過去3回の利上げでは、利上げ後「円高」に振れた 12月15~16日に開催されるFOMC(結果が出るのは日本時間の17日未明)では、2004年以来の利上げが実施されるとの見方が支配的だ。直近の市場予想でも約8割の確率で利上げが実施されるとされており、利上げは確定的とみてよ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く