成城石井の中で一番の売れっ子商品は、サクサクのアーモンドとレーズンがたっぷり入った「プレミアムチーズケーキ」だそう。 約10年前に発売されて以来のロングセラーのこの商品の生みの親は、18年も成城石井のお菓子を開発し続けている、菓子グループ長の光野正三さん。誕生秘話からこだわりレシピまで、たっぷりお話を伺いました! 「完成した瞬間、これは売れると思った」 ——年間90万本以上、1日でおよそ8,000本も売れたことがあるというこの「プレミアムチーズケーキ」は、どのようにして誕生したのですか? 光野さん:「成城石井といえばコレ」というような、他のどこにもないような看板商品を作りたいと思ってレシピを考案しました。レストランでいうところのシェフのスペシャリテですね。実は頭の中にはずっと、このチーズケーキのイメージはあったんです。そして実際に作ってみたら想像と近い、ほぼ完成に近いものが焼きあがりまし