麻生太郎副総理兼財務相は8日の衆院予算委員会で、東京・銀座にある中央区立泰明小学校が高級ブランド「アルマーニ」監修の高額な標準服を導入することについて「一人だけ(制服を)買えない人がでたら、これ、難しいかなという感じはする」と述べた。希望の党の寺田学氏への答弁。 寺田氏は、標準服の価格について男児用8万円、女児用8万5千円になると紹介した。麻生氏は「初めて聞いたので何とも言いようがありませんけれど…」と前置きし「8万円っていうんですから、結構高いもんだなと思います」と述べた。 寺田氏はアルマーニ監修の標準服導入をめぐり「学校長の考え方一つで決まってしまう。実態を見ながら考えなければいけない」と提起した。これに対し林芳正文部科学相は「いろんな考え方があってはいいと思うが、ちゃんとみんなが納得の上で、進んでいくことが望ましい」との考えを示した。