物語論, age, 考察, エロゲ連続オルタ記事劇場その4。 ・マブラヴオルタネイティヴ――「社霞の物語」について - アセティック・シルバー・マブラヴオルタネイティヴ――「冥夜の物語」について - アセティック・シルバー 物語のなかの霞の立ち位置は、いわば「傍観者」でした。純夏の物語を覗き見、そして消費することしかできない。ひたすら眺めることしかできず、消費した物語を生かす「自分の物語」を持っていない。だから霞は苦しむわけですが、最終的にスサノオに搭乗し、純夏とのコネクト役を勤め上げ「自分の物語」も見いだせるように成長しました。 この霞の変化を促したのが、誰あろう、マブラヴオルタネイティヴの主人公白銀武でした。彼もまた「自分の物語」を生きる難しさに悩んでいました。オルタにおいて「自分の物語を生きる」とは、身近な理由を持って大儀に望むということです。次々と迫ってくる、過酷な極限状況に耐える