今月1日から飲食店などでの喫煙を禁止する法律が施行されたオランダで、カフェの店主が「喫煙を教義とする宗教を創始した」と主張し、政府に対し16日までに店内での喫煙を法の適用除外とするよう求めた。オランダ通信が伝えた。 アムステルダム郊外アルクマールのカフェ「菩提樹」で、店主ブッシュさんは「煙と火と灰の三位一体を崇拝するため、店を『教会』とした」と述べた。王室など支配層がプロテスタントの同国では、キリスト教を中心にさまざまな宗派が公認されている。 「教会を禁煙とすることは、信教の自由を侵害し憲法違反だ」と話すブッシュさんの元には約10人の同業者から「入信」希望が寄せられた。(共同)