タグ

2022年10月23日のブックマーク (3件)

  • 成海神社 | 名古屋神社ガイド

    『延喜式』神名帳(927年)に「愛智郡成海神社」、『尾張国内神名帳』に「正二位成海天神」とある神社で間違いない。 式内社を名乗っていても確実にそうだといえる神社は実は少ない。明治に入って神仏分離令が出されたあとに調査が行われて当てはめたところも多く、その頃にはすでに分からなくなっているものが少なくなかった。 そんな中でも成海神社は確実に式内社といえる数少ない神社のうちの一社だ。それを疑う人はほぼいないはずで、疑うことを使命としているかのような津田正生ですら疑問を呈してはいない。 686年にヤマトタケルの故事にまつわる鳴海の地に、ヤマトタケルを祀る神社を建てた。それが成海神社だ。 神社の社伝も、『尾張志』(1844年)、『尾張名所図会』(1844年)、『尾張徇行記』(1822年)なども口を揃えて同じこといっている。 686年(天武天皇朱鳥元年六月)、熱田社(熱田神宮/web)に草薙剣(くさな

    成海神社 | 名古屋神社ガイド
    TOM555
    TOM555 2022/10/23
  • 川原神社 | 名古屋神社ガイド

    川原神社は旧県社にふさわしい立派な大社だ。だからといって、『延喜式神名帳』(927年)にある愛智郡川原神社はこの神社に違いないと決めつけるのは早い。 よく分からないというかはっきりしない神社だ。多くの人が式内社の川原神社だろうと言い、真っ向から反対しているのは『尾張国神社考』の津田正生くらいなのだけど、でもどこか皆さん釈然としない気持ちを抱えているような気がしないでもない。 津田正生も川名村の神明社は神名帳の川原神社ではないと言いつつ、その根拠を示すこともせず、別の神社を挙げるわけでもなく、いつもと違って歯切れが悪い。上中村天神という祠が寺の中にあって云々というあまり関係があるとも思えない話を持ち出してきていて、よく分からない。 『特選神名牒』(『延喜式』神名帳の注釈書)では、川名村の神明社を式内社のそれだろうとしつつ、鳴海駅八幡社を川原神社とする説に触れて、そこにある元文四年(1739年

    川原神社 | 名古屋神社ガイド
    TOM555
    TOM555 2022/10/23
  • 齋山稲荷社 | 名古屋神社ガイド

    久々にえげつない空間に足を踏み入れてしまったと思った。一体なんだここはと。 単なる山の上の稲荷社などではない。とにかく普通の場所ではない。異空間といっても大げさではないくらい日常からはかけ離れた空気に満ちている。神聖さとか清浄さといった感じではなく、ある種の威圧感のようなものが襲いかかってくる。濃厚な古代の香りとでもいったらいいだろうか。奈良の明日香に少し似ていて、あれよりももっと濃厚だ。 何の予備知識もなく出向いていったので面らったというのもあるのだけど、歴史を知ってなるほどそういうことかと納得できた部分もある。 ここは縄文もしくはそれ以前からの歴史が積み重なったところで、古代においては聖域とも呼ばれるような特別な場所だったようだ。周囲は古墳地帯であり、東の氷上姉子神社の元宮があった火高山(地図)とは峰続きになっている。ヤマトタケルとミヤズヒメが契りを交わした場所という伝説も信じてしま

    齋山稲荷社 | 名古屋神社ガイド
    TOM555
    TOM555 2022/10/23