「熊本ラーメン」の老舗として知られる「桂花」(熊本市)は1日、民事再生法の適用を熊本地裁に申請したと発表した。 負債総額は12億5870万円。国内外でラーメン店を展開する「重光産業」(同)の支援を受ける方向で調整を進めながら、営業を続ける。 桂花は1955年に創業。熊本市や関東地区で11店を直営しているが、製めん工場などへの設備投資が膨らみ、他店との競合も激しくなった。ピーク時の2005年度に12億円あった売上高は、09年度には9億6600万円まで落ち込み、現状のままでは業況改善が困難と判断したという。