とある水曜日、ニューヨーク大学スターンビジネススクールは、熱気に包まれていました。学術関係者、ベンチャーキャピタリスト、そして起業家が、高等教育の未来について、アツい議論を繰り広げていたのです。 ニューヨーク大学のジョン・セクストン学長、ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授(著書『イノベーションのジレンマ』)、Codecademyのザック・シムズCEOほかのパネリストが、大学の未来を予測しました。はたして、新しいテクノロジーとオンライン学習は、従来の「大学」の概念を破壊するのでしょうか。 予想通り、学術関係者の意見はスタートアップの登壇者よりもずっと保守的でした。でも、たったひとつだけ、全員の意見が一致したのです。セクストン学長は言いました。「現状維持はありえない。高等教育の抜本的改革は、すぐそこに迫っているのです」 最前線の登壇者らが予測する教育の未来を、6つにまと