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2021年1月7日のブックマーク (3件)

  • ぼくだけの未来、ぼくらの未来。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    今の自分は、輝かしい未来の自分を実現するための手段でしかない。 そんな風にぼくは考えていた。 そしてそれは、自分が想像する自分自身の未来が輝かしいものである場合に限り、うまくいく考え方だった。 年を取ると、未来の輝かしさは失われていく。 若い頃に描いていた、世の中で大活躍をし、脚光を浴びているはずだった自分にはついになることができず、これから先は年老いて、ただ衰えていくだけの未来しかない。 これからの人生はただ負け続けるだけの空しい消化試合となる。 だから、年を取ったら人生における時間のとらえ方を変えていく必要がある。 ぼくはそう考えた。 遠い未来ではなく「いまここ」の現実を見つめ、目の前のことに集中して生きていけるようにする必要がある。 そう考えた。 ところが、どうもこの考え方には問題がある。 いくら「いまここ」に集中しようとしても、ぼくの毎日は、これから先のことと切り離すことはできない

    Ta-nishi
    Ta-nishi 2021/01/07
    "もし自分だけの未来について考えているならば、その未来に希望が持てなくなってきた時点で、人生というものは空しくなる。"
  • 反出生主義と、逃げ恥と、パラサイトと

    数日前に、はてブで反出生主義について書かれた記事が話題になっていた(有料部分は読んでいないが)。 人間が生まれることは当に良いことなのだろうか。昔からよく考える。むしろ、何一つ自分の思い通りにならなかった昔の方がよく考えていたかもしれない。 小学校低学年の頃、週刊ストーリーランドという番組があって(この番組は途中で打ち切りになっちゃったみたいなので、年齢がバレてしまうが)、読者からストーリーを募ってアニメ化するという趣旨のもので、私はとても面白いと思って観ていた。 占い師のおばあさんの超怖い話など、インパクトがあるものが多かったので記憶に残っている人も多いのではないだろうか。 この番組で私が特に印象に残っているのは、神様が世界中の人に同時に語りかけ、願い事を叶えてあげる、ただし叶えるのは1番願った人が多いもの1つだけね、と告げることから始まるお話だ。願いは1つだけだから、多数決でどんな願

    反出生主義と、逃げ恥と、パラサイトと
    Ta-nishi
    Ta-nishi 2021/01/07
  • 敗北者は虚空に向かって叫べ。強くキーを打て。そして公開ボタンを押せ。

    あるベテランのラジオのパーソナリティーが、新人パーソナリティーの番組にゲスト出演した。 そこで語られたのは、虚空に向かってひとりでしゃべる才能、ないしは病についてであった。 ひとりで二時間あまりしゃべることができるのは、一種の才能である。一種の病である。 ラジオ好きのおれはそれをおもしろく聞いた。 しかし、よくよく考えてみると、自分自身のことじゃないかと思った。 おれは虚空に向かってしゃべる才能がある。病がある。 しゃべるといっても、声を出して話すわけじゃない。 だれが読んでいるかもわからない、だれも読んでいないかもしれないブログに、自分の言葉をひたすらに書き続けてきた。そのことだ。 民放ラジオなんかに比べたら、無に近いほどはるかに規模が小さく、それこそ当の虚空を相手にして。 それでもおれは書き続けてきた。 おれには才能がない。金になるような才能がない。 それでも、おれは虚空に向かって書

    敗北者は虚空に向かって叫べ。強くキーを打て。そして公開ボタンを押せ。
    Ta-nishi
    Ta-nishi 2021/01/07
    よかった。