アートの世界に科学を組み入れ、未体験映像を演出 システム情報学専攻 アルバロ・カシネリ 助教 五感と新たに獲得した感覚で人間の感性広げる 独自発想の映像コンテンツを医学などに応用へ 「メディアアーティストと呼ばれるよりも、サイエンティストと呼ばれたい」―。アルバロ助教はこのように自己表現をする。あらかじめ撮影した映像を手で触ると、まったく違った、別の映像の世界を体感できる手法が内外で高く評価されて以来、付けられた冠がメディアアーティスト。この手法は、アートと科学の間に橋を架けて両者の壁を取り払い、新しいジャンルの研究領域『メタ・パーセプション』を具体化させる第一歩となるもの。夢は、多くの人を感動させる広範なアプリケーションをサイエンティストの目で用意することだという。日本(システム情報学の石川研究室)での研究生活はすでに6年余。夢はどこまで実現しつつあるのだろうか。 ウエアラブルなコンピュ