C/C++には,ソースコード・レベルでプログラムを書き換える機能「マクロ」が備わっている。単純に言えば,コンパイル前にソースコード内の文字列を置き換える機能だ。まとまった処理にあらかじめ名前を付けておくと,実際にその処理が必要な個所には名前を記述するだけで,処理内容が展開された状態でプログラムがコンパイルされる。 マクロを上手に使うことで,長く複雑なソースコードや間違えやすい記述を端的な言葉に置き換え,ソースを読みやすくできる。一方で,単純な置き換えであるがゆえの問題点もあったりする。 今回は,便利なマクロの機能について調査した。 「マクロ」と言えばExcel…?! マクロ(macro)とは,本来「大きな・巨視的な・大局的な」という意味の形容詞だが(対義語は「ミクロ(micro)」),コンピュータ用語ではこれが名詞となり,「一定の処理に名前を付けたもの」という意味を持つことになった。 マク