購買力平価で見た世界のGDPに占める中国の割合は15%弱です。 その一方で中国は世界のセメントの53%、鉄鉱石の48%、鉄鋼の45%、アルミニュームの42%、銅の39%、ニッケルの36%を消費しています。 このように実体経済の規模に比べて建設資材などの素材の消費が大きい理由は中国の経済が工場、インフラ、住宅、高層ビルなどへの投資を中心として発展してきたからです。 そういう偏った分野への投資の集中は別に中国だけに見られることではなく、歴史的には他の国でもありました。 そもそもなぜ偏った投資が始まるのかのもとを正せば、そこにexcess return opportunity が存在していたからに他なりません。 すごく不足しているものを最初に提供することが出来た人はガッポリ儲けることが出来るというのがexcess return opportunity の意味です。 しかしガッポリ稼いでいる人が出
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