とうとう我が党でも、この作品を取り上げる日が来てしまった。 日本映画史上最低のとんでも作品。制作費14億円のマスターベーションとさえ言われる、 村上龍監督『だいじょうぶ マイ・フレンド』である。 なにしろ2000年8月に地上波テレビの深夜枠で放送された時には、某巨大掲示板に実況 スレッドまで立ったという、知る人ぞ知る超怪作である。(ちなみにそのスレは今でも読める ようです) グレイ・フラノのスーツを颯爽と着こなし、経済から風俗までを股にかけ、時代の最先端を 疾走し続ける本邦文壇の超人気作家村上龍。テレビCM等でも、眉根にしわを寄せて渋がった 知識人ぶりをアピールしているが、こんなヘロヘロ映画を作っていたという前科を知れば、格 好つけるほどギャグみたいに思えてくる。 とんでも映画のとんでも具合は、作り手の真面目さに比例するというのが私の持論だ。あく まで本人は世界一の大傑作のつもりで