完全に私事だが(って,もともとこのブログには私事しか書いてないが),婚家の親戚が亡くなったのでそのお通夜と告別式に出席した。実は,「婚家」という言葉を生まれてはじめて使った。結婚して5年近くなる,もう新人王資格を失いつつある中堅どころ既婚者だが,「婚家」という言葉の意味をこれほどまでに噛みしめたのははじめてかもしれない。また,「長男の嫁」という立場も。私の夫の家庭は,「犬神家の一族」にでて来そうな旧家でも先祖代々の農家でもない。だから,結婚時においても「長男の嫁」というものを全く意識することはなかった。大体において,もうこの少子化の世の中では「長男」か「長女」ばっかりじゃないか。それが,「長男の嫁」ということで,実際に血がつながっている上にとても故人と関わりが深かった夫の既婚の妹よりも血縁が近いことになってしまうのである。不思議なものであるなあ。 私は,子供の時から,葬式に限らず,「親族