資格を取ろう！無料簿記講座-貸倒引当金貸倒れ 取引先が倒産するとその取引先に対する売掛金などの債権が回収できなくなることがあります。 これを貸倒れといいいます。そして貸倒れになった債権はもはや現金化できなくなりますので、 資産としての価値を失います。このため、この債権は貸借対照表から減少させる必要があります。 そして、それと同額の費用を計上します。これを仕訳にすると以下のようになります。 売掛金が貸倒れになった場合 （借）貸倒損失 ××× （貸）売掛金 ××× この仕訳は売掛金という資産を減少させ、その分貸倒損失 という費用を計上するという内容です。 取引先が倒産し、債権が回収できなくなった場合には上記のような仕訳をしますが、会社では、貸倒れが起こる前に 貸倒れに備えて、貸倒引当金という資産を控除する科目を設定し、 その分貸倒引当金繰入額という科目の費用を計上しておきます。 具体的には以下のような仕訳になります。
