“PC”の定義は何か まずはIBM PC登場以前のお話から:新連載「“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る」(1/3 ページ) 昔ながらのIBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく必要があると思い、コンピュータの歴史ならこの人、ということで大原雄介さんにまた登場いただいた。1年たっぷりかけての長期連載になる予定だ。 “PC”、あるいは“Personal Computer”と呼ばれるものの定義は当初から曖昧であり、現在も曖昧なままである。 多分この記事をお読みの読者の少なくない方が「Windowsが動く、x86/x64ベースのマシンのことをPCと呼ぶ」という意見に同意されると思う。注意してほしいのだが別に筆者は「