韓国の文在寅大統領は10日の国民向け特別演説で「ワクチン接種が加速化し、今や集団免疫の獲得が近い」ことを挙げ、「コロナ禍との戦いにもようやく終わりが見えてきた」との見通しを述べていた。 (参考資料:韓国はコロナ禍の戦いに終わりが見えてきたのか? 韓国のワクチン接種現況) 文大統領の発言から10日経ったが、韓国のワクチン接種の現状(19日現在)を韓国予防接種対応推進団の発表に基づいて整理すると、以下のようになる。 ▲9900万人分のワクチン確保 韓国は人口(約5134万人)の約2倍にあたる分量のワクチン(アストラゼネカ、ファイザー、モデルナなど)を確保している。現在はアストラゼネカとファイザーの2種類が使用されている。 接種は全国の病院、医療機関、委託医療機関など1万2千か所で行われている。予約はオンライン、コールセンタ、医療機関で受け付けている。居住地と関係なく、希望する病院を選択できる。