プロイセンの将軍、カール・フォン・クラウゼヴィッツという人は本当に「罪作りな人」です。後世の人に「戦争論」というとても難解で哲学な文章を遺して行ったのですから。 この「似非ミリオタが何かほざいている」(=この「ミリオタでなくても軍事がわかる講座」の原題w)エッセーにも何度か登場するこの軍事史の巨人は、1831年、上司でこれもオタさん既知のグナイゼナウ将軍ともども現・ポーランド西部ヴロツワフであっけなくコレラにより亡くなってしまい、どうもこれが歴史の綾となって歴史まで微妙に変えてしまった感があります。もっと長生きしていれば(1780年生なので享年51)、確実に歴史が変わったのかもしれません。 「戦争論」という書物がある事は多分知っている人が多いと思いますが、ちゃんと読んだ人は多分少ないと思います。 「ドイツの軍人が戦争の本を書いた」と言えば、歴史を後ろ向きに見ている現代人はヒトラーやヒンデン