新型コロナウイルスの国内感染が抑えられていたタイだったが、2020年12月ごろ、ミャンマーからの不法入国者を感染源とする新規国内感染が発覚した。 ミャンマー領土内で就労していたタイ人女性が違法に越境してタイに帰国し、10人近くがウイルス感染していることが分かったことを皮切りに、バンコク郊外の鮮魚市場において不法就労者を中心としたミャンマー人グループから100人超のクラスター感染があり、バンコク市内にも感染者が飛び火していた。 これを受け、バンコク都は独自に飲食店の夜間営業と、終日アルコール販売の禁止を決定。ただし、日中の営業は許可し、飲食店は21時までしか営業できなくなった。2月に入り、新規感染者も落ち着いてきたこともあり、バンコク都は夜間営業を23時まで延長。しかし、引き続きアルコール販売の禁止は続いている状態だ。 夜間営業の禁止は、2020年4月にタイ政府が実施した夜間外出禁止令以来で