「発達障害」は、ここ10年ほどで日本国内の認知が一気に進み、医療関係者はもちろん、保育・教育関係者たちにも理解が広がってきました。NHKの特集をはじめ、多くのメディアで取り上げられるようになったことが大きいきっかけになりました。では、この10年で「発達障害」の子どもや大人が急に増えたのでしょうか? いいえ、そうではありません。以前から「発達障害」の人はいたのだけれど、それがやっと診断がつくようになったのです。 「発達障害」とは? 以前より、重度の自閉症や知的障害などは「障害者」として認められおり、社会的にも支援の対象でした。いっぽう軽度の発達障害であるASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如/多動症)などは、知的には遅れがない、あるいは平均値以上の知力を持つ場合があり、診断がつかず「気になる子」「困った子」扱いされることが多かったのです。 “アンバランスな脳の機能”が影響 そんなな
![発達障害の基礎知識|「ASD」「ADHD」「LD」の種類・症状・原因は?それぞれの特徴も解説 | Hugkum(はぐくむ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ce08f580cb9c2c29500ba20d2ba3d534ec33e559/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fhugkum.sho.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2F181031_33s.jpg)