代代代 / むだい (Album) 前の初流通盤から半年ちょい、相当に変えてきました。というか「定めてきた」と言った方が正解か。 それなりの選曲意図はあったにしても制作した曲を「並べた」感がまだあった前作から、完全にアルバムとしてのパッケージを意識した曲順、全体の空気感。それも非常に特異な。 1曲目、これまでの彼女たちにはなかった浮遊感すらあるソフトな雰囲気の曲から始まり、おやどうなるかと思ってから一転の地獄のような2曲目。過去の音楽の一番何に似ているかと考えたらThrobbing Gristle。何も盛ってない。本当にそう。 インダストリアルとかデジタルハードコアって、ガチにやればやるほど「おもしろ」要素が滲むことも多いじゃないですか。Atari Teenage Riotとかみたいに。代代代も前作はそんな「おもしろ」的な部分が間違いなくあったのですが、今作は持ち曲の中からも収録曲を選び、