ドキュメントを構成するさまざまな部品 前回はJavaプログラムでPDF文書を出力するためのライブラリである「iText」について紹介した。そこで示した例では、ドキュメントに追加するコンテンツとして文字列をセットしたcom.itextpdf.text.Paragraphオブジェクトを使用した。 Paragraphクラスは文字通り段落を表すクラスである。iTextにはParagraphと同様にドキュメントの構造上の部品を表すクラスがいくつか用意されており、それらはcom.itextpdf.text.Elementインタフェースをimplementsしている。Elementインタフェースをimplementsしたクラスのうち、代表的なものを以下に挙げる(パッケージはPdfPTable以外はすべてcom.itextpdf.text)。 Chunk - ドキュメントに追加するテキストの最小単位となる