連載目次 社外にいるのに、社内のサーバにトラブルが発生したという連絡を受けて、すぐに状態を確認したかったり、社内のコンピュータに保存してあるメールを読みたかったりといったことはないだろうか。こんなとき、ノートPCを持ち歩いていれば、すぐにVPNで社内のネットワークに接続し、リモート・デスクトップ接続でサーバの状態やログを調べたり、ローカルに保存したメールを確認したりできる。 しかし、外出先で必ずPCを必要とする人でもなければ、それなりのサイズと重さのあるノートPCを持っていないことも多いだろう。実は、ポケットに入れて常時携帯できるiPhone/iPod touchでも、アプリケーションをインストールすることで、リモート・デスクトップ接続が可能になる。リモート・デスクトップをサポートしたアプリケーションは、有料/無料ともに数多く提供されている。ここでは、リモート・デスクトップの接続方法を解説
RDセッションホストが提供できるもう1つの機能は、RemoteAppプログラムである。この機能は Windows Server 2008のターミナルサービスで初めてサポートされたものであり、リモートアプリケーション実行のエクスペリエンスを大きく変えるものである。 RemoteAppプログラムとは 従来のリモートデスクトップサービス(ターミナルサービス)の利用方法は、ユーザーがサーバーにリモートデスクトップ接続して、表示されたデスクトップ環境の中で、サーバー側にインストールされたアプリケーションを、サーバー側のリソースを使用して実行するというものであった。ユーザーはローカルとリモートの2つのデスクトップを利用し、使用するアプリケーションによってデスクトップを切り替えて作業する必要がある。このような利用形態は、エンドユーザーをひどく混乱させることがある。リモートデスクトップを全画面表示にした場
Windows Server 2008 R2にリモートデスクトップサービスの RDセッションホストの役割サービスを追加すると、ユーザーに対して、サーバーへのリモートデスクトップ接続と、RemoteAppプログラムを提供できるようになる。サーバー OSには通常、Administratorsローカルグループのメンバー以外は対話的なログオンは許可されないが、RDセッションホストに対しては、役割(または役割サービス)の追加ウィザードの[ユーザーグループ]で指定したグループ(Remote Desktop Usersローカルグループのメンバー)に対して、対話的ログオンが許可される。 Windows 7デスクトップの提供 役割(または役割サービス)の追加ウィザードで RDセッションホストの役割サービスを追加する際に注目してほしいのが、[クライアントエクスペリエンス]の項目である(図17)。[オーディオお
Windows NT Server 4.0, Terminal Server Editionで初めて提供された、サーバーのデスクトップへのマルチユーザー接続機能は、Windows 2000 Serverにターミナルサービス(Terminal Services: TS)として標準搭載され、新機能の追加や機能強化を繰り返しながら、Windows Server 2008 R2のリモートデスクトップサービス(Remote Desktop Services:RDS)へと続く、Windows Serverの中では比較的歴史が長い成熟したサービスである。このサービスは、成熟しながらも、いまだに進化を続けている。それを示しているのが、Windows Server 2008まで続いたターミナルサービスから、リモートデスクトップサービスへの名称変更である。名称変更の最大の理由、それは、VDI(Virtual
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く