キリンビバレッジが調査対象にしたキャンペーンの展開イメージ。天井からタペストリーをつり下げたり、ペットボトルのふたの部分に首掛け広告を付けたりして様々な形で顧客の注目を喚起している 清涼飲料大手のキリンビバレッジ(東京都千代田区)は、「午後の紅茶」「キリンレモン」など主力ブランドの製品を対象とした新しい店頭販促のプロセス作りに取り組んでいる。「RPDC(リサーチ・プラン・ドゥ・チェック)プロセス」と呼ぶもので、2009年4月以降、本格的に全社展開を進める。小売店の店頭における最終消費者の購買行動を深く調査・分析し、これに沿った販促キャンペーンを実施し、値下げや特売に依存した販促から脱却するのが狙いだ。 キリンビバレッジは、エンバイロセルジャパン(東京都千代田区)にコンサルティングを依頼した。同社は、米エンバイロセル社の日本法人で、マクドナルドやウォルマート・ストアーズなど米国の有力小売・サ