OLAP関数は、この表の右側(手続き型)に属します。「ソート」に関して補足しておくと、ORDER BY句があることで、OLAP関数は必ずソートを行います(そうしないとレコードのランキングなどは計算できません)。SQLも、集約関数や集合演算子など、暗黙にソートを行う機能はこれまでも持っていましたが、明示的にソートを記述する機能はありませんでした(例外はSELECT文の最後に付けるORDER BY句ですが、これは厳密にはSQLの演算子ではなくカーソル定義の一部とされてきました)。 このようにOLAP関数というのは、集合指向と手続き型の考えをミックスした機能だと言うことができます。おそらく、今後もSQLは手続き型やオブジェクト指向の良いところを積極的に取り入れて、より高度で使いやすい言語へ進化を遂げていくことでしょう。 終わりに 最後に、OLAP関数のポイントをもう一度まとめておきまし