それに『ヤバい経済学』の共著者なのですから、なるほどと深く納得してしまいます。彼らはこのような考え方を用いて、あの「ヤバい」本を執筆したのでしょう。ちなみに彼らは、このような思考法を「フリークみたいに考える」と述べています。 その具体的な「考え」は以下の4つ。 現代生活はインセンティブのうえに成り立っている 何を測定すべきか、どうやって測定すべきかがわかれば、世界はそう複雑でなくなる 一般通念はたいてい間違っている 相関関係と因果関係は別物だ 現代生活はインセンティブのうえに成り立っている もし、生きていくためにはたった一つのことをやるしかない、という状況であればその人には選択の余地はありません。しかし、現代では大なり小なり選択の自由があります。行動を自分で選べるのです。 選択者がある行動Aをその他の行動よりも頻繁に行うとき、そこにはインセンティブが働いていると考えられます。そのインセンテ