プラモデルという言葉を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。昭和から平成初期にかけて、プラモデルは少年たちにとって必須のアイテムだった。零戦や大和、ミニ四駆、ガンダムに胸を熱くした人たちも多いだろう。しかし最近は町にプラモデルを売っている店はほとんどなく、子どもたちの間で流行っているという話も聞かない。果たしてプラモデルというコンテンツはもう時代遅れになってしまったのか。 それを知りたくて、5月8日から11日まで、静岡市で開催された「第58回静岡ホビーショー」を訪れた。世界最大級のプラモデル、ラジコンなどの模型ホビーの見本市といわれる「静岡ホビーショー」を主催するのは静岡模型教材協同組合だ。同組合の理事長にして株式会社タミヤの社長でもある田宮俊作氏(84)が5月10日、ITmedia ビジネスオンラインの単独インタビューに応じた。 ミニ四駆の生みの親である田宮社長は、世界で高く評価されている日