異なるID管理技術の相互運用を目指す国際団体がこのほど発足した。注目されるのは、IT業界のライバル同士が協調姿勢を示している点だ。呉越同舟か、それとも必然か。 3つの有力なID管理技術の相互運用性実現へ 異なるアイデンティティ(ID)管理技術の相互運用を目指す業界団体「カンターラ・イニシアティブ(kantara Initiative)」が6月17日に米国で発足したのを受けて、その日本組織を牽引するメンバーが先週23日、同団体の設立経緯や意義について記者会見を開いた。 会見での説明によると、カンターラ・イニシアティブは、オンラインサービスにおけるセキュリティ確保やプライバシー保護を、ID管理の観点から促進するオープンコミュニティーで、ID管理対応のアプリケーションやサービス間の相互運用性の実現をミッションとしている。 同団体の概要や具体的な活動については、すでに報道されているので関連記事を参
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