何かと長労働時間、低賃金と騒がれがちなソフト開発であるが、優れた会社も数多くある。100名程度の普通のソフト開発会社であっても ・ほとんど定時で帰宅できる ・有休取得率8割 ・残業代100%支給 ・離職率は5%程度 と、まっとうな企業もそれなりに存在する。 では、いわゆる長時間労働、残業代未払い、高離職率の開発会社、いわゆる「ブラックのIT企業」と、彼らのようなIT企業は何が異なるのだろうか。 私の観察では、そういった会社は、以下において優れている。 1.経営者の営業力・交渉力 経営者および役員の営業力が高い。また、プロジェクトの途中での問題には率先して彼らが自ら顧客と交渉する。 このサポート体制のおかげで、技術者のリーダー陣は安心して仕事をできる。また、リーダー陣は経営陣の問題解決を見て、その方法を学ぶので、問題になるプロジェクトが少ない。 2.高いエンドユーザー率 営業力が高いので、全