深い霧が立ちこめる真夜中、自動車を脱輪させてしまって近くにあった一軒の家へやってきた男は、 ピストルを持ったまま立ち尽くす女性と、車椅子に座ったまま銃殺された男の姿を見る... 登場人物のすべてが怪しく、殺人の動機もあるという、本格推理作品。 舞台は試演の後、1958年8月にロンドンのダッチェス劇場(Duchess Theatre)で初演され、 1年半ほどのロングランを記録する大成功を収めています。 そして日本でも、幾度も上演されてきたこの名作が、 浅丘ルリ子 アガサ・クリスティシリーズ第三弾と銘打たれ、東宝の製作で今秋上演されます。 キャストは、浅丘ルリ子・古谷一行・安奈淳・石井一孝・川崎麻世・不破万作・原田優一・斉藤暁。 演出・上演台本は、星田良子。 浅丘ルリ子×アガサ・クリスティ舞台作品としては、 2009年にサスペンス・コメディ「蜘蛛の巣」、2010年に法廷サスペンス「検察側の証人