金融危機が解決するまで最低5年、長くて10年 では、現在の金融危機が解決するまでにどれくらいのスパンが必要なのだろうか。 それを考える前に、まず現在の金融危機はフェーズ1である「流動性危機」の状況にあるということを認識しておいていただきたい。これからフェーズ2「不良債権問題」、フェーズ3「貸し渋りによる企業の倒産」と進んでいくわけだ。ところが、現在の各国中央銀行の対応がまずいために、フェーズ3(倒産、失業、不景気の継続)にいきなり突入していく可能性がある。 フェーズ2の段階、つまりアセット(資産)をワークアウト(売却処理)するときには、資産の適正化をしなくてはいけない。そうなるとその損金処理で債務超過に陥り金融機関が倒産してしまう可能性がある。日本で言えば、「北海道拓殖銀行スタイル」がいま同時に起こるという事態が訪れる。 要するに中央銀行が初期動作を誤ったために、本来は順番に訪れる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く