4月12日、映画「レイルウェイ 運命の旅路」の先行上映会が催された。会場は青山学院大学。この映画に登場する旧日本軍通訳・永瀬隆さんの出身大学(英米文学科)だ。 上映後のトークセッションでは、これからの世代が戦争にどう向き合うべきか、20代から60代まで世代を越えた議論が行われた。 上映会には3人のゲストが来場した。自身も幼少期に戦争体験を持つ、女優・タレントのサヘル・ローズさん、この映画に登場する永瀬さんを長年取材してきた瀬戸内海放送記者の満田康弘さん、そして「AERA」編集長の浜田敬子さんだ。 人はどうすれば憎しみをこえて和解できるのかこの映画は1942年のミッドウェイ海戦後、新たな物資輸送ルートとして日本軍により建設計画が断行された「泰緬鉄道」にかかわる史実をもとに、鉄道マニアの英軍将校、エリック・ローマクスと、日本人通訳・永瀬の二人を中心に描いている。 泰緬鉄道は、タイとビルマ(現在