2015年の国連総会において、「持続可能な開発目標(SDGs)」を中核とする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。そこでは、「誰一人取り残さない」を合言葉に、持続可能な開発の三側面、すなわち経済、社会及び環境を調和させるとしており、今後、都市が具体的かつ積極的に役割を果たしていくことがますます求められている。 私たち世界の大都市は、これまでも、市民の健康と生活の質に大きな影響を及ぼす廃棄物処理及び資源循環並びに大気汚染対策という課題に対してそれぞれ野心的な取組を行ってきた。 さらに、世界の大都市としての役割を果たすべく、2018年5月22日及び23日に東京で開催された「きれいな空と都市 東京フォーラム」において、各都市の政策や知見を共有し、解決策を議論し、持続可能な都市環境7の実現を目指していくこととした。 会議において共有された目指すべきビジョンは次のとおりである。