三重県名張市応急診療所(朝日町)の医師に対し、不適切な言動をとったとして、同市議会は26日、市議会議員政治倫理要綱に基づき、浦崎陽介議員(38)に文書で警告した。 要綱が制定された昨年12月以来、警告を出すのは初めて。 市議会によると、浦崎議員は今年1月、発熱の症状があった子どもと診療所で受診。インフルエンザ治療薬「タミフル」の処方を求めたが、検査で陰性だったため処方されず、医師と口論、「検査手法が悪い」「再検査してほしい」と大声を出し、その後も医師が所属する大学に苦情の電話をしたという。この医師は7月から診察を離れている。 市議会の警告は、浦崎議員の行為について、市民の信頼を著しく失墜させ、診療所の医師の減少にもつながったなどと指摘。要綱の順守を求めた。 この問題では、この医師が診察から離れたため、市は従来通りの診察が困難になったとして、診察時間を12月から実質的に短縮する条例改正案を開