前々回の記事で「次回は、Ruptaを作成・公開するにあたって工夫した点や苦労した点について書こうと思っています」と予告しました。前回の記事ではライブラリインターフェースについて触れただけでしたので、今回は、工夫した点と苦労した点について触れながら、GitHubでRubyGemを公開する手順をまとめてみます。 1. ライブラリ名を決める せっかくライブラリのアイデアが浮かんだのに、名前が決まらないから作るのやめた、という方も多いのではないでしょうか(そうか?)。私も「Rupta」に決めるまであれこれ悩みました。ライブラリの目的が分かりやすいのは「なんとかrouter」かなとか、でも短い名前のほうがRubyっぽいかなとか。 そんなとき、なんとなく「route」という単語の語源が気になったので、スペースアルクの語源辞典で調べてみました。 route (森の裂け目)(切り開かれた)道、道筋、進路、