宮城県気仙沼市の離島・大島で、がれき撤去作業を行った米海兵隊が活動を終了して撤収するのを前に、島民代表らが6日、謝意を表明して、地元の画家が描いた大島の絵など記念品を贈った。 海兵隊は1日に強襲揚陸艦エセックスから上陸し、浦の浜港を中心に、ブルドーザーなどの重機を使って流された車やがれきを撤去。住民にシャワーも提供した。 島で災害対策本部長を務める白幡雄児さん(63)らは絵のほか、気仙沼の特産のサメの皮で作った名刺入れを贈った。 ジョーンズ准将は「『緑の真珠』と呼ばれた美しい島で支援できて光栄。再生の時が必ず来ると信じている」と激励し、エセックスの帽子などを手渡した。 港近くに避難している女性は「ほぼ1カ月ぶりにお風呂にも入れてくれた。うれしくて涙が出た」と話した。