鹿児島県阿久根市議会は29日、9月定例議会を開会。竹原信一市長が6月議会を招集しなかったため、3月議会が閉会した4月19日以来、約5カ月ぶりの開催。会期は11月24日までの57日間。 定例会の冒頭で、反市長派市議が、仙波敏郎氏を副市長に選任した専決処分などを無効とし、同氏の議場からの退席を求める決議案を提案。竹原市長派の市議が異議を唱えるなどで紛糾し休憩に入った。 約50分後に審議は再開され、決議案は賛成多数で可決されたが、今度は市長派市議が浜之上大成議長の不信任決議案を審議するよう求めて緊急動議を出し、再び休憩に入った。再開予定の午後1時すぎから、市長派市議数人が議場に鍵をかけて反市長派市議を締め出し、審議再開を妨げた。 29日には、月末に任期切れとなる教育委員や公平委員などの人事案のほか、市長の月給を48万円から40万円、副市長の月給を約38万円から10万円にそれぞれ減額する条例改正案