【北京=大木聖馬】中国の国際問題専門紙「環球時報」(18日付)によると、中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞に対抗する形で昨年12月に中国で創設された「孔子平和賞」の今年の候補者に中国当局認定のチベット仏教高僧、パンチェン・ラマ11世やプーチン露首相ら8人が選ばれた。 今後、ネット上で意見を募って候補者を絞り込み、最終的に20人の委員で受賞者を決める。 候補者には両氏のほか、メルケル独首相、ズマ南アフリカ大統領、アナン前国連事務総長らが含まれている。 孔子平和賞の授賞式は昨年同様、ノーベル平和賞の授賞式前日の12月9日に行われ、受賞者には10万元(約120万円)の賞金が贈られる。昨年は台湾の連戦・元副総統が選ばれたが、連氏は授賞式に出席しなかった。