だんまりを決め込んでいる人たちが生き残るんだったら、そんな学術会議はなくなったらいい――。日本学術会議の任命拒否問題を巡り、木村幹・神戸大大学院教授(朝鮮半島地域研究)がこんな刺激的なツイートを投稿した。自身の所属学会で、学術会議の連携会員を務める複数の理事が声を上げなかったことに落胆したという内容だ。研究者の間で、既に国家権力に萎縮する空気が広がっているのだろうか。さっそく真意を聞いてみた。【金志尚/統合デジタル取材センター】 誰もがリスクを取りたくない 木村教授が理事を務める現代韓国朝鮮学会(会長=小針進・静岡県立大教授)は今月14日、任命拒否に関して「推薦通りの任命が行われないという不正常な状況に対しては、その混乱の是正を求める」とする会長声明を出した。学会によると、声明を出すかどうか全20人の理事で採決したところ、賛成16、反対1、棄権3で全会一致にならなかった。そのため、理事会声
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