2008年10月15日に,「番組制作会社のためのデータベース」の運用が開始された。番組制作会社などの共同出資会社であるクリエイターズ・プラスが立ち上げた「EIZO創庫」がそれだ。Webベースのデータベースシステムで,番組制作会社は専用サイト上で,自社やほかの番組制作会社が制作したテレビ番組や番組素材(編集前の映像)を検索できる。 番組制作会社は,二次利用が可能な自社のコンテンツ情報を管理したり,新たなコンテンツを制作する際に利用できそうな他社の番組素材を検索したりすることが可能だ。クリエイターズ・プラスはEIZO創庫の稼働を契機に,番組制作会社がコンテンツの二次展開をしやすい環境の実現を目指す。 クリエイターズ・プラスの柏井信二社長(番組制作会社「いまじん」の社長を兼務)はEIZO創庫を立ち上げた理由を,「制作会社の自立のため」と説明する。番組制作会社は収益の大半をテレビ局に依存している。