Googleが先日リリースした「Nexus One」が象徴するように、Android搭載端末が増えている今日、iPhoneオンリーでいくかAndroidにも手を出すかはビジネス上の重要な分岐点である。本稿では、深津貴之氏によるNexus OneのレビューとAndroidを取り巻く重要な動きをお届けする。 筆者は、昨年独立して会社を立ち上げ、自社製品のiPhoneアプリを売っている。DroidやNexus OneなどAndroid搭載端末が増えている今日、iPhoneオンリーでいくかAndroidにも手を出すかはビジネス上の重要な分岐点である。筆者は今後の動向を見極めるべく、Google Phoneこと、Nexus Oneを入手した。シアトルから送ってくださったMasuiさんに感謝しながら、以下、ざっと触ってみた雑感を中心にお届けする。 工業製品としてのNexus One 第一印象としては、
Nexus Oneは、Googleが今後販売する多数の携帯端末の第一弾で、モバイルハードウェア事業を収益の重要な柱に育て上げることが同社の目標だとするアナリストも。 Googleの「Nexus One」は、同社がモバイル検索とディスプレイ広告、さらにはクリックツーコール広告を何百万人ものスマートフォンユーザーに届けるための手段であるとみるアナリストは多い。 米BroadPoint AmTechのアナリスト、ベンジャミン・シャクター氏もその1人だ。Googleは認めないだろうが、同社はGoogle Webストアを中心としたモバイルハードウェアビジネスを構築したいと考えているのではないかとシャクター氏は推測する。GoogleはこのWebストアを通じて、Nexus Oneおよび将来のAndroidベース端末を販売する。 現時点では、Nexus Oneの店頭販売は行われていない。Googleは最終
Googleの「Nexus One」の発表前は非常に期待が高まっていた。このデバイスが、SIMロックフリーかつ手ごろな価格で提供されると信じている人もいたし、AppleのiPhoneに匹敵するマルチタッチジェスチャーが可能だと言っていた人もいる。iPhoneキラーになるという意見もあった。それは間違いだった。 Nexus Oneがかっこいいデバイスであることは確かだ。だが、デザインだけでなく機能を詳しく見ていくと、新しいものもあれば、ひどく後れているものもあることに気付くだろう。おそらくはそれが、Nexus Oneから学べる教訓だ。「Nexus Oneはまさに自分が探し求めていた端末だ」という人もいるだろう。だが、人によっては、iPhoneを購入する理由が1つ増えるだけかもしれない。簡単に言うと、Nexus Oneはトレードオフのよくある例だ。 では、Nexus Oneのいい点と悪い点を幾
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