認証局のサーバにアクセスしてSSL証明書が失効していないかどうか確認する仕組みは、「衝突すると折れてしまうシートベルトのようなもの」とGoogleのセキュリティ担当者はいう。 Webサイトの「身元確認」のために認証局(CA)が発行したSSL証明書をオンラインでチェックするWebブラウザの仕組みについて、米Googleがこの仕組みにはほとんど意味がないと判断し、WebブラウザのChromeの将来バージョンでオンラインチェックをやめる方針を打ち出した。Googleのセキュリティ担当者、アダム・ラングリー氏が自身のブログ「ImperialViolet」で明らかにした。 同氏によると、ChromeなどのWebブラウザでHTTPSを使ったWebサイトにアクセスする際は、そのサイトが本物であることを確認するためにSSL証明書をチェックする。この過程で、証明書を発行した認証局(CA)が運営するサービスに