Windows Home Server入門●第2回 心配無用のバックアップ
筆者は「Windows Home Server入門 第1回」の中で，Microsoftの新製品であるWindows Home Server（WHS）のクールな機能をいくつか紹介した。今回は，ユーザーのホーム・ネットワークにあるすべてのコンピュータをバックアップするWHSの機能について解説しよう。 これは，単純なファイル・コピーによるバックアップよりもはるかに高度な技術である。大量のデータを容易にバックアップし，それらをすべて小さなスペースに収めることができるからだ。同技術の仕組みを以下に紹介する。 簡単に行えるバックアップ 読者の皆さんには，WHSがプリインストールされたハードウエアではなく，既存のハードウエアにWHSをインストールされた方もいるだろう。お気づきのとおり，WHSを使うには，最低でも80GBのハードディスク・ドライブが必要である。 一見すると，これは「最低」の要件としては少し
個人ユーザーもWindows Home ServerのOEM版を購入可能に
待望の「Windows Home Server（WHS）」は家庭向けの新型サーバー・アプライアンスとしての形態で当面登場しないかもしれないが，自分の用意したマシンにインストールしたい人は200ドルを切る価格で入手できるようになった。米国に拠点を置くBuy.comやNewegg.comといったオンライン販売業者が，OEMソフトウエア版WHSのマニア向け販売を始めたのだ。報道によると，オーストラリアとニュージーランドでも購入可能で，近いうちに欧州でも買えるようになるという。 本来OEMソフトウエア版を購入できるのは，通常WHS市場内で小規模システム・ビルダーであるOEM企業だけに制限されている。ところが米Microsoftは，一般消費者が設定済みWHSの発売まで待ってくれるよう望みつつも，個人によるOEMソフトウエア版の購入を積極的には禁止していない。WHS搭載マシンの価格は500ドルで，数週
Windows Home Server入門
あなたは，貴重な電子データをきちんと管理しているだろうか？ IT分野に従事する多くの人は，自分たちの会社のディザスタ・リカバリは万全だ，ということを誇りに思っている。しかし，私たちは自らのホーム・ネットワークの安全とセキュリティに関しては，注意を怠りがちだ。 これは新しい問題ではない。私たちが家庭でPCを使うようになって以来，こうした問題はずっと存在しているのだ。一部の問題についてはソリューションもあるが，これまでのソリューションは，平均的なホーム・ユーザーにとっては，あまりにも高価で複雑である。ソリューションは，安価で操作がしやすく，管理の容易なものでなければならないのだ。Microsoftの新製品「Windows Home Server（WHS）」はまさに，そうした条件を満たすソリューションである。 目次 第1回 あなたにはなぜ家庭用サーバーが必要なのか 第2回 心配無用のバックアップ
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