2016年4月6日、JPRSは新gTLD導入に際して指摘された名前衝突問題に関し、ICANNが公開した最終報告書[*1]の解説書を作成し、公開しました[*2]。 ICANNによる新gTLD導入に際し、gTLDの名前と組織内において利用している既存の名前が衝突した場合、組織内システムの利用に支障が発生したり、情報漏えいを引き起こしたりする危険性が指摘されました。この問題は「名前衝突」と呼ばれ、ICANNはその解説文書を2013年12月5日に公開しました[*3]。 JPRSは、この問題への対策を推進するためにJPNICが設立した「新gTLD大量導入に伴うリスク検討・対策提言専門家チーム」に参加すると共に、前述のICANNによる解説文書の日本語訳を作成し、2014年6月9日に公開しました[*4]。 その後、ICANNでは更に検討を進め、2015年10月28日に名前衝突問題に関する最終報告書を公開