年が明ければ、まもなく娘が中学校に進学する。 まだまだかわいいかわいい12歳の娘だけれど、客観的に見ればもうだいぶおねえさんなのだ。 中学生になる。これはすごいことだ。プリキュアはだいたい中学生だから、もう世界も救えてしまう年ごろということになる。 私と娘はわりとうまくやっている親子だとは思うが、それでも悩むことはある。 娘の思うとおりにさせてやりたいのはやまやまだが、あれこれ考えると別の選択肢を提示せざるを得ない、といったときがいちばん悩ましい。 「あなたのためを思って」みたいな恩着せがましいおためごかしはやりたくない。 でも、なぜこの選択肢を私がいいと思うのかはどうにかして伝えたい。伝えて、理解してもらった上でなら、娘がどう判断しても応援したい。 とどけこの思い、と祈るような気持ちで娘と話し合うことも多くなった。 こんなときに便利なのが哲学で、子供がある程度、いろいろな人のいろいろなも