ことしの司法試験で、教え子に試験問題を漏えいしたとして告発された、明治大学法科大学院の元教授が、ほかにも、試験の2日前の授業の中で、学生に対し試験問題の内容を伝えていたことが、NHKが入手した授業の記録などから明らかになりました。 青柳元教授がほかにも、「短答式」と呼ばれるマークシートの司法試験が行われる2日前のことし5月15日、法科大学院の1年生の授業の中で、試験問題の内容を伝えていたことが、NHKが入手した授業の記録や複数の学生の証言で新たに分かりました。 授業の記録では、青柳元教授は「この『収用』というところは、ことしの司法試験の短答式に出していて、私のテキストにもちゃんと書いてある」などと述べ、試験に出していることを明言していました。この論点は、「財産権」について定めた憲法29条に関するもので、実際にことしの短答式試験の第9問として出され、50点満点のうち最大で3点が配点されていま
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