東日本大震災の被災地のがれきの広域処理問題で、細野豪志環境相が「(被災地以外の地域が)受け入れられない理屈は通らない」などと述べていることに対し、泉田裕彦知事は19日、「どこに市町村ごとに核廃棄物場を持っている国があるのか」と批判した。「国が環境整備をしないといけない。国際原子力機関(IAEA)の基本原則で言えば、放射性物質は集中管理をするべきだ」と訴えた。
福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇地点も−NGO 福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇地点も−NGO 東京電力福島第1原発事故の影響を調べているNGO「FoE Japan」などが5日、東京都千代田区永田町の参院議員会館で会見し、福島市内で高濃度のセシウムに汚染された地域があることを明らかにした。 NGOによると、調査は9月14日に実施。神戸大大学院の山内知也教授(放射線工学)に依頼し、福島市小倉寺と渡利の計5カ所で土壌のサンプル調査を行った。 この結果、最も濃度が高かった地点では1キロ当たりセシウム134と137が計30万ベクレルを超えた。3カ月前と比較して濃度が5倍以上になっている場所や、学童保育が行われている建物の近くで15万ベクレルを超えていたケースもあった。 山内教授らの調査では既に、これらの地域では放射線量が高い「ホットスポット」があることが分かっている。同教
文部科学省は29日、埼玉、千葉両県の地表の放射性セシウム濃度を航空機から測定した結果を公表した。 測定は今月8~12日に実施した。大学などの調査で、局所的に放射線量が高い「ホットスポット」として知られていた千葉県柏市、流山市、我孫子市、松戸市などで、放射性セシウム134と同137の合計量が1平方メートル当たり6万~10万ベクレルという比較的高い濃度だった。県の北西部で濃度が高い傾向がみられた。千葉市南部や市原市などでは1万ベクレル以下だった。 埼玉県では、福島第一原子力発電所から約250キロ離れた秩父市南部の一部、松戸市の西側に位置する三郷市の一部で、千葉県柏市などと同様の濃度だった。 これらの地域では、セシウムなどの放射性物質を含んだプルーム(雲)の通過と降雨が重なったことで、地表に多く沈着したとみられる。 チェルノブイリ原発事故では、1平方メートル当たり55万5000ベクレル(セシウム
福島第1原発事故を受け、文部科学省が県単位で公表を続ける土壌に蓄積された放射性セシウムの汚染マップが、衝撃の実態を明らかにしている。東京はこれから公表の予定だが、分布図で茨城県南部や千葉県北西部の延長線上となる地域は影響をモロに受けた可能性が高い。「汚染の帯」は首都圏の食を支える生産地の群馬県、栃木県にも伸び、事態は想像以上に深刻だ。 文科省は29日、原発事故で放出された放射性セシウムについて、航空機で測定した千葉県と埼玉県の土壌への蓄積状況を示す分布図を公表。公表済みの福島、栃木、茨城、群馬県などと合わせると、原発から南西方向に比較的高い線量の地域が帯状に伸び、首都圏まで汚染が広がっている。 文科省は、風の影響にで原発から北西方向に広がった放射性物質が、福島市西部の山間部で南西に方向を変え、群馬県西部まで汚染が広がったと分析している。 原発の南方では茨城県北部で風がいったん海側に向
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